竹林というと緑豊かな風景や、竹の美しい姿を想像するのではないでしょうか。
しかしそんな竹林も長い間手入れされないままだと、トラブルを引き起こすかもしれないのです。
竹林が放置されると、私たちの生活や環境にどんな影響があると思いますか?
なぜ放置竹林は問題になっているの?いなかラボ室長のリーさんが熱く語ります!
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=zYRfIO7Jq3Y
リーさん
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※各見出しのカッコに入った数字はYouTubeのタイムラインです。
※ブログ用に再編しているため、動画とは順序が異なる箇所があります。
はじめに
ニンジャ寺子屋といなかラボについて(YouTube 6:40)
ニンジャ寺子屋のいなかラボ室長リーです。よろしくお願いします。
初めましての方もいらっしゃるようなので、ちょっとだけニンジャ寺子屋の紹介をしておきます。
ニンジャ寺子屋はインターネット上にあるメタバースの学校です。
寺子屋生も、寺子屋の中で活動する大人も、基本的にはみんな無料でニンジャ寺子屋を使うことができます。
今日のこの授業も無料です。
そして、いなかラボはニンジャ寺子屋のプロジェクトの一つです。
大学でいうゼミみたいな位置付けの教室があるんですね。
田舎好きの僕が田舎のことをひたすら発信したり、みんなで体験学習をしたり、メタバースの授業をしたり、時々遊びのイベントをしたり。
とにかく田舎のことに特化して、田舎のことを探求するような教室です。
そのプロジェクトの室長、代表を僕がやらせてもらっています。
ニンジャ寺子屋のいなかラボの授業という形で、今日は竹林の話をしたいと思います。
では、始めていきましょう!
放置竹林について、知ることから始めよう(10:11)
テレビやメディアで「放置竹林が問題になっている」というのは聞くと思うんですけど、なんとなく放置竹林=ダメなこと、心配事みたいなイメージだと思うんです。
実際に放置竹林がどういう影響を与えるのか、深くスッと答えられる人は少ないと思うので、今日はそういった話をしたいと思います。
授業の内容自体はそんなに難しくないので。知ってるか知らないかくらい。
一般的に言われていることを言語化して皆さんにお伝えして、知ってもらえたらいいなという授業です。
今日の授業の内容について(11:30)
いなかラボのコンセプトとして、子どもたちに田舎で起きているいろんな問題のことを伝えていきたいという想いがあります。
chiiさん(司会・寺子屋生)も田舎に住んでいらっしゃるということで、将来的にそのまま住み続けたら関係してくると思います。
子どものうちからそういうことを意識して生活していくことはなかなかないと思うので、子どもたちの意識が変わったらいいなと思ってこういう活動をしています。
<授業の内容>
①放置竹林とは?
②竹の特性
③放置竹林が嫌がられる理由
④子どもには関係ないよね?
⑤放置竹林の対策と竹の有効活用
今日の授業で大事なのは4番ですね。
4番がポイントと頭の隅に置いていただいて、授業を聞いてもらえたらうれしいです。
放置竹林とは?
放置竹林での倒竹の影響(13:20)
放置竹林は、読んで字のごとく、放置された竹林のことです。
スライドの写真の左側に見えているのは倉庫なんですけど、枯れた竹が倒れて屋根に被さっているような状態になっています。
この写真は倉庫ですが、例えば民家や道路でもこういうことがあります。
整備せずに放っておくと、こんなふうに竹が他人の敷地や道路を塞いだりしてトラブルになります。
一番ベーシックな放置竹林の問題ですね。
なぜ整備ができないの?(14:15)
なんでこういう風になるかというと、整備ができない。
なんで整備ができないのかというと、地主さんが高齢で体力がないとか、他界されたりしてもう所有者がわからないとか、そういうことで放置されているのもありますね。
あとは所有者、地主さんが何もしていないようなところも中にはあります。
竹の特性、すごい繁殖力(15:00)
なぜそういう風に放置竹林というのがどんどん広がっていくのか。
竹はとにかく繁殖力が強いです。
地面の中にすごく強い根っこを張って、ちょっと上を刈り取ったぐらいでは、もう翌年には生えてきて、生える範囲もどんどん広がっていくので、もともとあった場所からどんどん竹林が広がっていきます。
強すぎて、雑木林みたいなところに竹が広がっていくと、最終的には他の木が育たなくなって、全部竹林になってしまうこともあります。
竹自身はすごく背が高いので、竹にはしっかり日が当たる、竹だけが成長するみたいな。
すごく密集して竹が生えるので、特に背の低い木は日が当たらなくなって枯れていくというような状況になります。
放置竹林が問題となる理由
隣の土地に広がる、倒れる(16:53)
他所の人の土地の竹が自分の家に倒れてきたら、シンプルにこれは嫌ですね。
あとは隣の家の竹林から根っこが地面を張って、自分の家の庭に竹が生えてくるようなこともあります。
ご近所トラブルになったりもするので、田舎に住んでいる人は気をつけないとダメですね。
景観を損なう(17:45)
あとは景観を損なう。写真は整備する前の何年も放置された竹林です。
こういう風に汚くなると街から人が来てゴミ捨てて行ったり、いわゆる不法投棄の温床になったりします。
他の植物が育たない(18:10)
先ほどもお伝えしましたが、他の植物が育たない、竹ばっかりになってしまうということですね。
大きな意味で言ったら生態系が崩れるとか、今後問題になってくるかもしれないですね。
田畑への日照問題(21:45)
結構あるあるなのが、日光を遮る。
田畑の隣に竹林があって竹が生い茂ってしまうと、日が当たらなくなって、野菜が育たない、米が育たないという実害が出ます。
自分の田畑の隣に自分の竹林だったらいいんですけど、誰かの畑の隣に自分の竹林がある場合は気をつけた方がいいですね。
田舎では土地をたくさん持ってる人って、大きな土地を1つ持ってるわけじゃなくて、いろんなところに持ってるんですよ。
この山のこの辺は俺の山で、あっちの畑は俺の畑で、ここの田んぼは俺の田んぼみたいな。
そういう感じで点々と複数の土地を持ってるのは田舎あるあるです。
獣害の誘発(23:15)
コメントにもありましたね。イノシシが竹の子を食べにやってきます。
竹の子を食べて山に帰ってくれたらいいんですけど、そのまま畑や田んぼに来ますので、竹林がきっかけでイノシシが近づいてきて田畑が荒らされる。
竹の子が出なくても、生い茂ってる状態はイノシシ、シカなど田畑を狙う動物からすれば隠れ家みたいになるんですね。そして人間が住んでる里山に近づきやすくなる。
竹林に隠れて人里に下りてきて、田んぼなどに入って野菜を食べてしまう。
という獣害の誘発という問題があります。
土地の値段が下がる可能性も…?(24:25)
格好悪いとか、あと土地の値段が下がるとかも可能性としてはありますね。
例えば田んぼとか畑の中に竹林が広がってしまうと、そこの田畑というのは売れなくなっちゃうので、そういう問題もあります。
実際、今現在は竹林って言われてても、昔は田んぼだった場所も田舎にはたくさんあります。
元は田畑であったとしても田畑としてはもう売れないですよね。
だからほったらかし、より一層ほったらかしにされて竹林になって、そのままほったらかしっていう悪循環に入ってるんです。
竹の繁殖力の強さゆえこういうトラブルが起きて、二次災害、三次災害みたいな感じで被害が広がる。その原因が放置竹林にあるというような構造になってます。
なので竹林をきちんと管理するというのはとても重要です、というお話なんです。
子どもたちに伝えたいこと
子どもには関係ないよね?(26:00)
授業の最初に子どもに伝えたいんですって言ったところです。
先ほどお話ししたような問題を竹林が孕んでいることをご理解いただいて、将来もし自分が竹林の所有者になったら…と子どものうちからちょっとでもいいので頭の隅に置いてもらえたら、特に田舎に住んでる人は普段の生活や意識が変わったらいいなと思ってこういう活動をしています。
このスライドの写真に写ってるのは僕の息子です。
僕自身がこういう活動をしてるのでね、行けるときは連れて行ってやらせています(笑)
子どもには関係ないと思われがちですけど、やはり土地というのは先祖代々受け継がれていくのが基本ですので、要らなくても竹林を相続する可能性がありますので、子ども達もできたら勉強してほしいなというのが僕の思いです。
自分も突然竹林の所有者になるの?(29:40)
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんがもう竹林を持ってる、山を持ってる人はもちろん気をつけていただきたいですし、将来自分がそういう竹林を所有することになる可能性を踏まえて、日々の暮らしの中でちょっと気に留めてもらえたらなと思います。
今田舎に住んでなくても、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんが田舎に住んでいれば、自分にはそういう可能性があるんだということですね。
おじいちゃんもおばあちゃんも全然田舎じゃないです!という人でも、一つあるんですよ。
思わぬところで自分が竹林の被害を受けることになるかもという話。
クイズです!水色の空欄にしてるところ「〇〇の故郷」、分かるかな?
(コメント)友達!
友達!友達は惜しいですね!
(コメント)はいぐうしゃ!
正解!これすごくあるあるなんで知っておいた方がいいと思います。
わたし全然田舎興味ないし、田舎なんか住む気ないし!って思っていても、結婚してパートナーのお父さんが田舎に住んでいたりして、急に自分事になることがあります。
相続について(30:35)
相続云々のちょっと嫌な話になるんですけど。
いらないから相続を放棄しますという手もあるんですけど、竹林だけいりませんというわけにはいかないんです。
お金も家も竹林もすべて放棄しますという勇気ある人だったらいいんですけど、お金はもらうけど竹林はいりませんということは法律上言えないので。
財産を相続する、お金を頂くのであれば、竹林も面倒を見ないといけない…ということになります。
自分には関係ないと思っていても、結婚してパートナーの親御さんが田舎に住んでる、山を持ってる、竹林を持ってるという方であれば、十分関係があることです。
今現在は全然関係ないという人も、知っておくと役に立つかもというお話でした。
竹を有効活用しよう!(32:00)
なんだか竹林の悪いことばっかり言ったので、最後にちょっといいお話を。
悪者みたいにずっと言ってきましたけど、実は竹はうまくやれば有効活用ができるんです。
実際に僕もやってます。放置竹林の対策と竹の有効活用。
もちろん整備をするというのが前提ではあるんですよ。ほったらかしてても何も生まれないので。
竹の子(32:45)
一番はやっぱり竹の子ですね。皆さんご存じ竹の子です。
古い枯れ竹を取り除いて、竹の間伐と言って、いっぱい生えてる竹を3分の1から4分の1ぐらいまで残してあとは切り落とす。
そうすることで竹林の日当たりが良くなり、竹自身にも日光がしっかり当たります。
切り取られた竹はどんどん新しい命を生み出そうとするので、整備した翌年はものすごく竹の子が出てきます。
一つ竹林を持っていれば、一家族がその春は毎日(ごはんが)竹の子になるぐらい出てきます。
スーパーで買ったら結構高いですけど、ずっと整備し続ければ、ずっと竹の子は出ますので。
竹の子が一番分かりやすいかな。
竹炭(34:00)
あと僕がやってるのは、竹炭と竹チップです。
炭と言ってもバーベキューに使うような炭ではなくて、農業の土壌改良材として使う炭です。土の中に混ぜて使います。
(コメント)肥料ですか?
肥料ではないんですよね、厳密に言うと。微生物の住み処になるんですよ。
微生物が土の中のいろんな成分を分解して、野菜に必要な成分を生み出す役割をするんですけど、その微生物がたくさん住みつくので、より分解が促進される。微生物の住み処として炭を入れます。
(コメント)炭の中の空洞が関係してるのかな?
そうです、炭の空洞が関係しています。
小さい穴がいっぱい空いていて、その中に微生物が住みつくという理屈らしいです。
竹炭の作り方(38:40)
これ(リーさんが作っているもの)は消し炭と言って、炭化器という窯を使っています。
その窯でガンガン燃やすと、空気の対流が自然に生まれるようになってるんですね。
対流によってうまく温度管理されて、最終的には水をかけて一気に消すという方法で作ります。
竹チップ(35:40)
それと竹チップですね。これも農業に使います。
使い方はいろいろあるんですけど、一番は微生物のエサになると思ってください。
これを入れて、微生物がこの竹を分解して野菜に必要な成分を生み出す、そういうようなイメージをしてください。これも土の中に入れて使います。
他にも使い方はいろいろあって、農業で使うぼかし肥料を作ったりもできますし、マルチと言って畑の畝にかぶせ物をするんですけど、その代わりにこの竹チップをかぶせて、マルチ代わりに使うこともできます。
炭や竹チップは自然農法をされてる方が特に好んで使ってくれています。
農業、家庭菜園に有効活用できます。
もう一歩踏み込んだ話をすると。
僕はこの田舎での活動は全部ボランティアでやってるんですけど、こういう炭と竹チップを農業されてる人や庭師さんに販売したりして、活動の資金を捻出しています。
なのでうまくやってちゃんとお客さんがいれば商売になる。商売って言ったらあれかな、お小遣い稼ぎぐらいにはなります。
竹細工(37:40)
釣竿、杖、竹トンボ、ライト、照明とか、作ったりする人もいますよね。かごを編んだりとか。
そういったところでうまく有効活用はできますが、そういう習慣がだんだんなくなってきて、竹の活用方法がないので余計放置される…というのは正直あると思うんです。
竹の新たな有効活用(40:00)
昔は日本家屋の土壁の中に竹が編み込まれて壁の補強材として使われてたんですけど、今はもうお家もそういう風には作られてないので、そういう面でも竹の活用場所が減って、余計に放置竹林が広がる、促進されちゃうのかなというところはありますね。
なので有効活用のやり方が広まっていけば、またちょっと放置竹林も減るのかなというようなとこで、そんな宣伝活動みたいなことも僕やってますので。
皆さんも、もし農業する人、特に自然農法の人は興味があったら炭や竹チップを使ってみてもらえたらいいなと思います。
菌ちゃん農法による竹炭・竹チップの広がり(40:15)
寺子屋の中でもぼちぼち話題になってる菌ちゃん農法。
菌ちゃん農法は結構竹炭・竹チップを使用するので、菌ちゃん農法が広がって、自然と竹炭・竹チップも広がって、どんどん整備して竹炭・竹チップを作りましょう!ってなったらいいなと僕は思ってます。
まとめ(41:50)
まとめに入りたいと思います。
竹の悪いところ、いいところ、お話してきました。
なんとなく自分には関係ないという人もいるかもしれないですけど、今都会に住んでる人でも、日本の田舎のどこかではこういう問題が起きてるんだよということを知っていてもらえたらうれしいなと思います。
まずは学ぼう(42:45)
知ってるか知らないか、本当にそれだけだと僕は思います。
まずは学びましょうというのが今日の授業です。
できることからやってみよう(43:05)
できることから、大人と話し合いをしよう。特に子ども達には言いたいですね。
何年も先だから関係ないと思うかもしれないけど、実際に僕がいい年になって親のことを考えると、そろそろ自分の身に降りかかる年頃だなと、(山や竹林などの相続について)現実的になってきてるので、どうするのか親と話していかないと思っています。
あまり竹林が売れるとは思わないですけど、売れるなら売るっていうのもありだと思いますし、将来のことをきちんと大人と子どもで話し合うのが大事だと思います。
早め早めの対策が大切(44:00)
田舎問題、今日は竹林の話をしましたけど、今日すぐにどうこうなるわけではないんですよね。
なので放置しがちになると思うんですけど、やはり何もしなければ被害はじわじわ広がっていきます。
隣の家の庭に自分の竹林の竹が生えてきたと分かってから動くと、もうとんでもないことになると思うんですよ。
トラブルにもなりますし、「竹を除去してくれ」って言われたらお金も掛かりますし。
そうならないうちに早め早めに手を打って、整備するなり色々対策を取るのが大事かなと思います。
田舎問題は虫歯と同じ(45:00)
僕、いつも言うんですけど、田舎の問題は虫歯と同じだと思っています。
すぐに何か悪い影響が出るわけじゃなくて、でも気がついた時には手遅れになるっていう。
一回虫歯になるともう歯は元には戻らないので、日々の歯磨きが大切ですよと言うのとすごく似てると思います。
なのでまずは知ってもらって、何かできることがあればやってもらえたらうれしいなと思います。
いなかラボの紹介(45:45)
というまとめの流れで、いなかラボの紹介にも繋げていきます(笑)
兵庫県の三田市で山のボランティア活動をやっています。
一つの村にガッツリ入っています。
いろんな土地のいろんな山、いろんな竹林を整備しますということではなくて、そこの村にご縁があって活動させてもらえることになったので、村の地主さんの山、竹林をボランティアで整備しています。
もしお近くで、今日の授業を聞いてやってみたいなと思う人がいたら、ぜひ遊びに来てください。
質問・雑談など(46:45)
(コメント)竹林が資産価値を高める生産の場になるようにする必要があるのではという印象を持ちました
昔は竹が建材に使われていたので自然と竹を切って建材に使って、竹林の所有者さんは竹を売る、そして同時に整備されるという流れがあったんだと思うんですよね。
そういうのが無くなってしまったので、別の形で竹林が役に立つような仕組みを作らないとなかなかよくならないなとは正直思っていますね。
(コメント)うちの床材は竹ですw
床材が竹?え、床が竹ってこと?フローリングが竹ってこと?
(コメント)そうです、バンブー使ってます
(コメント)竹林って西日本の方が多かったりするのでしょうか。(東北ではあまり見なかった気がするのは気のせいかな・・・?)
え、そうなんですか?暑い寒い関係あるのかな、もしかして。
(コメント)竹林は本土ならどこにでもあるんでないかな?
うーん、意識したことないからどうなんだろう、東北の方。
ちょっと竹林の分布図みたいなのを一度調べてみます。
(コメント)実家のすぐ近くまで竹林が来てるんですけど、その場合に出来ることって何かあるでしょうか?
そうですね、地面の中を根っこが走るので、ちょっと掘って根っこを切るのはありだと思いますけどね。ノコギリがあったらいけると思うので。
でも結局イタチごっこなので、大変は大変だと思います。
その隣の竹林が誰の土地かによると思うんですけどね。本当に広がってきますので。
(コメント)ミカン畑だったところで、いまはもう所有者わからないので困ってます
そうなるんですよね、田舎はね。
本当に誰の土地か分からなくなっちゃうんですよね。
その土地の所有者さんの問題ではあるんですけど、実際にはきちんと相続されてないこともあるので、そうなると文句も言えないみたいなことになりますよね。
行政に行ってもあまり対応してくれなかったり、かといって自分でやるのも…ってとこですし。それは大変ですね。
でもまずは行政に相談した方がいいかもですね。その所有者の件も含めてですね。
具体的にどうするかというと、根っこを切るのがいいと思います。
竹の枯らし方として一般的によく使われているやり方は、高さ1メートルぐらいの所でまず竹を切るんですよ。
そのまま放置すると竹自身は自分が切られた認識がなくて、切られた竹にどんどん栄養分を送り続けるんですよ。
そうすると実際には竹が切られてるので、切り口からどんどん栄養分が流れ出ていく現象が起きます。
そうなると養分がなくなって、時間はかかりますが、1年か2年くらいでその竹は枯れるので、その根っこの系統は潰すことができます。
でももっともっと何系統も走ってると思うんですけど、例えば1本か2本、自分の敷地に入ってきたということであればそれで対策はできるかもしれないですね。
「1メートル切り」とか言われていますね。竹林整備してる人達の間では、「どう切りますか?」と言ったら「1メートル切りで」というような感じですね。
(コメント)とりあえず家の近くだけでも切ってみます
見栄えが悪いからと根元で切ってしまうと、竹自身がもう上に竹がないと気づいて養分を放出しないようになるらしくて、栄養を他の竹に回すみたいなんですよ。
そうするとその切った1本だけのところは枯れますけど、根っこの自身は枯れずにその系統の竹は別のところで成長するみたいな感じになっちゃうので。植物ってすごいなと思いますけど。
(コメント)ええ~~なんか恐怖w
(コメント)生きてるみたい
もう一つ、切って上から棒とかで節を抜いてあげるとそこに雨水が溜まるので、より早く竹は腐ると思います。
でも穴を開けて水が溜まるとボウフラがわくこともあるので、そこは自己判断でお願いします。
これで終わりにしようかな。ちょうどいいぐらいの時間ですね。
いなかラボの授業はこれで終わりたいと思います。
皆さん最後まで聞いていただいてありがとうございました!